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お客様の声の掲載許諾の取り方と注意点【テンプレート付き】

「お客様の声をサイトに載せたいけど、勝手に使っていいの?」

フリーランスや個人事業主が一度は悩むのが、お客様の声の掲載許諾の問題です。せっかくいただいた素晴らしい感想も、正しい手順で許可を取らなければトラブルの原因になりかねません。

この記事では、許諾の取り方をテンプレート付きで解説し、景表法(景品表示法)の注意点や匿名掲載のルールまで網羅的にお伝えします。

そもそもなぜ掲載許諾が必要なのか

法律上の理由

お客様が提供した感想や意見は、その方の「個人情報」や「著作物」に該当する可能性があります。名前・顔写真・社名などを含む場合は個人情報保護法の対象となり、本人の同意なく公開することは法律違反になります。

また、お客様が書いた文章自体にも著作権が発生するため、無断で転載・改変することは著作権法上の問題になりえます。

信頼関係の理由

法律の問題を差し引いても、お客様に無断で声を掲載することは信頼関係を損ねます。「知らないうちに自分のコメントが使われていた」と知ったら、良い気持ちはしないでしょう。逆に、きちんと許諾を取ることで「この人は丁寧で信頼できる」という印象を強められます。

許諾を取るベストなタイミング

タイミング1: 声を収集するフォームに明記する

最も確実で効率的な方法は、お客様の声を収集するフォーム自体に掲載許諾の項目を設けることです。回答時に「掲載に同意する」チェックボックスを設けておけば、あとから個別に確認する手間が省けます。

こえポストでは、収集フォームに掲載許諾の確認項目をあらかじめ組み込むことができるため、許諾の取り忘れを防げます。

タイミング2: 声をいただいた直後に確認する

フォームに許諾項目がなかった場合は、感想をいただいた直後にメールやメッセージで確認しましょう。時間が経つとお客様も「何の話だっけ?」となりやすいため、鉄は熱いうちに打つのが鉄則です。

タイミング3: 掲載前に最終確認を送る

掲載するデザインや文面が決まった段階で、「このような形で掲載させていただきます」と最終確認を送るのが最も丁寧な方法です。お客様も実際の掲載イメージを見て安心できます。

許諾依頼のテンプレート集

テンプレート1: メールでの許諾依頼(初回)

件名: サイト掲載のお願い

○○様

先日はお忙しい中、貴重なご感想をお寄せいただき誠にありがとうございました。

いただいたお声がとても嬉しく、ぜひ弊サービスのWebサイトでご紹介させていただきたいと考えております。

掲載にあたっては、以下の点を確認させてください。

・お名前の表記:実名 / イニシャル / 匿名(ご希望をお知らせください) ・ご職業・会社名の掲載:可 / 不可 ・掲載範囲:Webサイト / SNS / 提案資料 / すべて

ご都合が悪い場合や修正のご希望がありましたら、遠慮なくお申し付けください。

何卒よろしくお願いいたします。

テンプレート2: チャット(LINE・Slack等)での簡易確認

○○さん、先日はありがとうございました!いただいたご感想をサイトに掲載させていただいてもよろしいでしょうか?お名前はイニシャル表記にすることも可能です。ご都合が悪ければ遠慮なくおっしゃってください!

テンプレート3: フォーム内に組み込む許諾文

ご回答いただいた内容は、当サービスのWebサイト・SNS・販促資料等に掲載させていただく場合がございます。掲載時のお名前の表記は、ご希望に応じて実名・イニシャル・匿名からお選びいただけます。掲載を希望されない場合は、下記の「掲載不可」をお選びください。

景品表示法(景表法)の注意点

「打消し表示」に気をつける

景表法では、消費者に誤解を与える表示(優良誤認・有利誤認)を禁止しています。お客様の声を掲載する際に注意すべきポイントは以下の通りです。

やってはいけないこと:

  • 「お客様の声」として事業者側が創作した架空の感想を掲載する
  • 特殊な条件下での成果を、誰にでも当てはまるかのように表示する
  • 否定的な意見を意図的に排除し、好意的な声だけを選んで掲載する(※極端な場合)
  • 「個人の感想です」という打消し表示を極端に小さく表示する

「個人の感想です」表記は万能ではない

消費者庁の「打消し表示に関する実態調査報告書」によると、体験談の近くに「個人の感想であり、効果を保証するものではありません」と小さく表示しても、消費者の多くはその打消し表示に気づかない、または読んでも印象が変わらないという結果が出ています。

つまり、成果を強調するような声を掲載する場合は、打消し表示だけに頼るのではなく、掲載する内容自体が誤解を招かないよう注意する必要があります。

安全に掲載するためのチェックリスト

  • お客様本人の実際の感想であること
  • 成果や数値は、その方固有の結果であることが明確であること
  • 「個人の感想です」等の注記を読みやすいサイズ・位置で表示すること
  • 金銭的な報酬と引き換えの声である場合は、その旨を明示すること(ステマ規制対応)
  • 掲載内容に改変や誇張がないこと

実名・匿名・イニシャル、どれがベストか

実名掲載のメリット

信頼性が最も高いのは実名掲載です。名前・写真・会社名が揃った声は説得力が段違いで、見込み客に「実在する人がこう言っている」というリアリティを伝えられます。特にBtoBサービスでは、実名の導入事例は非常に強力なコンテンツになります。

匿名・イニシャルでも十分に効果がある

一方、お客様の立場によっては実名掲載が難しいケースもあります。個人のプライバシーへの配慮や、社内規定で対外的な推薦ができない場合などです。

その場合は、**イニシャル(T.S.様)や業種表記(30代・Web制作会社勤務)**でも十分な効果があります。大切なのは「声の内容自体がリアルで具体的であること」です。

お客様に選んでもらうのがベスト

許諾を取る際に「実名・イニシャル・匿名のどれがよいですか?」と選択肢を提示することで、お客様は自分のペースで判断できます。押し付けずに選択肢を用意する姿勢が、長期的な信頼関係につながります。

ステマ規制への対応

2023年10月から施行されたステマ規制(不当景品類及び不当表示防止法の告示)により、事業者が関与して作成された推薦・感想は、その旨を明示する必要があります。

具体的には、以下のようなケースでは「PR」「広告」「提供を受けています」等の表記が必要です。

  • 無料モニターとして感想を書いてもらった場合
  • 割引・特典と引き換えに声を提供してもらった場合
  • 事業者が文面の方向性を指定した場合

逆に、通常の取引の中でお客様が自発的に書いた感想であれば、ステマ規制の対象にはなりません。

まとめ:許諾は「面倒」ではなく「信頼構築」の一環

掲載許諾を取る作業は一見面倒に思えますが、実はお客様との関係を深めるチャンスでもあります。「あなたの声を大切にしています」というメッセージが伝わることで、リピートや紹介につながることも少なくありません。

許諾取得を効率化したい方は、こえポストのフォームに許諾項目を組み込むことで、収集と同時に許諾も完了する仕組みを作れます。まずは無料プランで試してみてください。

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